■S:今日の聖書の言葉
ルカの福音書2章14節(詩篇119篇1-32節)
★ 「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」
■O:今日のコラム
ルカの2章において、旧約聖書から絶え間なく約束された救い主イエスがいよいよこの地に誕生しますが、その時、この救い主の誕生に気づいた人々の特徴は主に対する忠実さを持った人々でした。
まず、御使いが第一に主の誕生を知らせたのは羊飼い達でした。この箇所からよく「主は見捨てられた者達に良い知らせを伝えられた。」というメッセージを聞きますが、彼らは見捨てられた羊飼いではなく、忠実な羊飼い達だったのです。
エレミヤ書35章の中でエレミヤに不思議な預言を主が語られました。それは「レカブ人を連れてきて彼らにぶどう酒を飲ませなさい。」という預言でした。
しかし、実際にレカブ人を連れてくると彼らは「私達は先祖からの言い伝えを忠実に守っているのでぶどう酒は飲みません。」とエレミヤに答えました。
その時、神様がエレミヤに「レカブ人はこれ程忠実に先祖の言い伝えを守っているのに、イスラエルの民は私に忠実ではなく、私の声を聞かなかった。」と言われ、さらに「レカブ人には、いつも、わたしの前に立つ人が絶えることはない。」と主が祝福を約束されました。
後にこのレカブ人はイスラエルの一つの街を建てます。それがベツレヘムでした。
彼らはベツレヘム近郊で、宮にささげる傷の無い羊を育て、羊飼いとして天幕生活をしていたのです。
つまり、なぜ神様が羊飼いに救い主の誕生を一番にお知らせになったのかと言うと、彼らは何百年にも渡って先祖の言い伝えに忠実になり、旧約聖書の約束の実現を待ち続けていた人々だったからです。
また、エルサレムの宮で幼子イエスを迎えたのはシメオンという老人でした。
聖書にはシメオンについて「そのとき、エルサレムにシメオンという人がいた。この人は正しい、敬虔な人で、イスラエルの慰められることを待ち望んでいた。聖霊が彼の上にとどまっておられた。」と書かれており、シメオンもまた主の約束を待ち望む、聖霊に満たされた忠実な人だったのでした。
さらに、預言者アンナという老女が幼子イエスを見ました。
アンナについて聖書には「この人は非常に年をとっていた。処女の時代のあと七年間、夫とともに住み、その後やもめになり、八十四歳になっていた。そして宮を離れず、夜も昼も、断食と祈りをもって神に仕えていた。」と記されています。
彼女は約60年間に渡って、継続的な断食と祈りの生活を持って、主の約束を待ち望んでいた忠実な人だった事を知る事が出来ます。
この様に、主の約束を受け取り、目撃し、味わったのは忠実な人々でした。だから御使い達が主をほめたたえ賛美した時、「地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」と言っています。
そうです。主の平安は私達が主の約束に従い、主に忠実になる時にもたらされる事となるのです。
■A:考えてみよう
この2012年のクリスマス、共に主の恵みを喜び、また主に忠実になるという決心を主の前に捧げましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 しんご 】
posted by shalom3 at 00:00
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